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昨日のトレードチャート解説

昨日のトレードチャート解説



FX 説明 チャート



要望の多い、トレード解説を
読者さん限定記事として
久々に載せます



あくまでも私がトレードする前、している時に
何を考えて行動したのか、あるいはしなかったのか?
そういうことを参考にして頂ければと思います



何度も書いていますが



「相場に絶対はない」です



なので、
この考え方が必ずしも正しくて
同じ考え方をしなくてはいけないとかいうことは
一切ありませんし



この考え方は間違っていると
喜び勇んで批判メールをわざわざ送ってくるような
バカバカしい行為はご遠慮ください



このブログは
あくまでも無料で、
読者さんに何か参考になればいいなという思いと
私自身の記録として書いているだけです
興味のない方はスルーしてください



では早速ですが
昨日のトレードチャートを再掲します
参考:FX 今日のトレードチャート USDJPY  1/9



USDJPY 1分足チャート 


USDJPY1_20170109222433793.png



私は昨夜、矢印マークで売りを仕掛けました
その時、エントリーと同時に、
黄色のポイントに損切注文、チェックマークに利確注文を入れています



OCO注文といって
私が好んで使っている注文方法で
エントリーと同時に利確と損切注文を入れる方法です



エントリーしてから
「損切位置はどこにしよう?」とか
「どこまで狙おうかなー」なんて悩むことは一切ありません



裁量エグジットをしたい方は
(ローソク足の動きによって、利確位置を随時変える、
または、ポジションを積んでいくピラミッティングなど)
利確注文は入れなくてもいいですが、



損切注文は
ひとまず入れる習慣づけをすることをお勧めします



お勧めするというより
「お願いです。入れてください!!



懇願します、私(笑)



上級者の方や、しっかりと自己規律がある方は



「ローソク足がおかしな動きをしたら即損切をする
「思惑どおりに行かなければ即損切をする



ことができるでしょうが
殆どのトレーダーはこれができずに



「損切位置をずらしてしまう」
「損切位置がそもそもどこか分からないけれどエントリーをしてしまう」



こういうことをやってしまい、
あれよあれよという間に強制ロスカット、退場をしてしまいます



なので
エントリーと同時に、損切注文を入れる癖をつけておけば
それを防ぐことができるのです



「いや、私はローソク足の動きをみながら損切をするよ」
という方であっても、ひとまずは



ここを破られたらもうだめだ!



という、MAXな損切位置に注文をいれておきつつ、
ご自身の裁量で、
そのMAXな損切位置にくる手前であっても、
一旦逃げた方がいいなと判断した段階で損切ればいいだけです



最初に入れる損切注文は、
命綱と考えるといいんじゃないかな?



決して
損切り入れないトレード
を習慣づけないでね!




さて、上のチャートは
私のおなじみのパターンです
トレンドフォローの売りですが、まず初めに
トレードする前に準備が必要です



いくつかやることがあり、
それをルーティン化することが大事だよと
メルマガやブログ記事でご紹介しているので思い出してね



今回は、そのルーティン化の一つ
「環境認識」についてお話しします



まずは日足をみていました
あなたならこのチャートを見て、
なにを思い、何を感じますか??



USDJPY 日足チャート 


USDJPYbDaily.png









何か思いついたかな??



USDJPY 日足チャート あやが環境認識の為に引いたラインやマーク




私はこの時何を考えていたのかというと、、、
まずは下のチャートのように、
黄色い四角で囲いました



USDJPYDaily_20170110150049da8.png





チャートの左側から指でローソク足をなぞってみて



下降してきてるよね?
これがダウントレンドです



で、このダウントレンドが
転換しますよね



転換する前に今回は、
長めのレンジを形成しています



そう、その長めのレンジというのが、
黄色の枠で囲った部分になります



このレンジ部分を境に
左と右をみていただくと、



左側と右側では
何かが違うことが分かりますか?








それは、
波の勢い」です



左側は適度な戻りをつけながら
つまり、波のリズムを細かく形成しながら下落してきております



これはどういうことかというと
売りを入れたトレーダー達は、
適度に利確を入れてきているということです



一方で
右側の波はというとどうでしょう?



左に比べると
目立つ押し目もなく、波は大きな波を保ったまま、
上昇してきています



下の青丸で何度も止められていることが分かると思いますが、
引いていませんが、ここでは水平線が一本引けます


引かなくても
黄色い四角で囲った方が分かりやすいと思ったからです



2_201701101512352e2.png



4つほど囲った青丸ですが
このチャートは日足なので長期トレーダーたちは
買いを入れようと待ち構えていた可能性が高いですし、
スキャルパーやデイトレーダーも小さな時間足に落としてロングを入れた可能性は高いです



青丸の3つ目や4つ目のレンジ下限で
買いを入れているトレーダーは実際に多かったと思います



100円というキリのよい、重要なレートで
週足、月足の節目でもありフィボナッチの半値戻しライン(50%)でもあるからです
(日足を執行足とする場合も、もっと大きな時間足で環境認識が必要です)




下のチャートは週足チャートです
いい場所ですよね

USDJPYWeekly_20170111000225164.png



そしてレンジ下限で買わなかったトレーダーたちも
下のチャートの赤い丸、つまり
安値を切り上げてきている流れの中での長い下ヒゲを見たら、
流れは上だと判断しやすかったと思います



実際に私もスイングでロングを入れていました
早々と決済してしまいましたが(笑)




1_2017011015111902a.png



そして買いが買いを呼び、
左側を見ればいくつか、上昇が止められる可能性がある節目もありましたが
全く止められるそぶりも見せぬままの上昇、
ようやく転換のシグナルの1つ、Wトップをつけます



w.png




Wトップをつけたからといって
私はすぐに、
アップトレンドが終わってダウントレンドになって下落するなとは思いません



そういう安易な思考ではなく、
まずは
「ネックラインを引こうかな」と考えます



ここでは分かりやすいように
チャートを拡大表示を載せます



USDJPYupDaily.png




ネックラインを割って、Wトップの「Mの形」を形成後
軽い押しをつけて再び上昇し、
再度ネックラインを下抜く様相をみせました



ラインはネックラインで引いたものではなく、
エントリー時に使ったラインです



次に
愛好者が多いインジケータ―、MAを表示させてみましょう




USDJPYayaDaily_20170110154241b5f.png



青丸でMA反発し前回高値である緑色丸を超えることができませんでした
私はここで、今までの上昇の勢いは弱まったと判断しました
次に考えることは



「買いがかなり溜まっているな。これ、落ちたら面白いな」




「MAは下抜けて転換に進むのかな?」
それとも
「勢いが弱まり一旦はレンジかな?」
あるいは、
「ダブルトップという転換シグナルを出したにもかかわらず落ちない、
つまり転換失敗からのアップトレンド回帰のパターンもあるな」



などなど色々とシナリオを頭で思い描きながら
チャートを見ています(といっても日足ですが)



ここで重要なのは予測のシナリオであり、
予想ではないコト、
決めつけではないコトです



そうしたら実際にはどうなったでしょうか?
事実を確かめます



青色丸でMA反発(上昇)後
今度はMAを下抜け、赤色丸の緑色の陽線をみると
MAの下で終値が確定しています
これで再びMAで反発(下落)されたと判断しました



日足はアップトレンド中、
トレンドの勢いが弱まってきて、
多少は落ちる可能性が出てきたと認識しながら
今度は1時間足へ落として行きました



※あくまでもテクニカルの判断です
ここに政治経済のファンダメンタルズ要因が加わると
流れは平気で変わりますが



日足や週足などの大きな足は
よっぽど大きな要因がない限り
トレンドは長く続きます



そういう意味でも
1分足で執行するから日足は関係ないとかは私は思いませんで
毎回トレードする度に
週足や日足の流れ、現在地は確認をするようにしています



USDJPY 1時間足チャート 


4_20170110203833725.png




私が注目したのは青色で丸を付けた所です
こちらは下落の際、最安値を作った戻り高値となっています



ここを下抜けてくれると
下目線が一層強まるというか、売りやすいなと思っていました



下のチャートの黄色のラインあたりまでは
小さな戻りを試しながらも、下を目指せるかなといった見解です



USDJPYyeH1.png



なので青色のショートラインから黄色のラインまでの
値幅を測ってみると
50ピプス弱あり、スキャルで少し抜く程度ならトレードは可能と判断しました



USDJPYuppH1.png



黄色で囲った上昇の波形はMAを1度反発して押し目をつけてから
一度もタッチすることなく、1σの波での急騰、
その後MAを下抜け、上昇の時頼りだった1σ、
今度は裏返って-1σをズバッと長い陰線で破られた段階で下目線、
そして上昇の時のリズムがまだ健在なら
-1σまで戻す可能性を考えます



ただ、可能性といっても
-1σまですぐに試すのか
もっと下落してから試すのかは分かりませんでしたが
こういった上昇の時の下落の特徴は
戻しが浅いことが多く、ある程度は戻しを試さずに下落することもよくあります



このあたりは
さんざん検証しました
(参考:検証の仕方



今回はアップトレンドからダウントレンドへの
トレンド転換の初動ですが
1時間足で急騰急落パターンの
下目線を確認し、今度は小さい足にして売り場を監視していました



脱線しますが、
下のチャートよりはトレンドフォローをしやすいのが
分かって頂けると思います


GBPUSDH1_20170110210928400.png







さて、話は戻して
今度は15分足です
もちろん、売り目線です



USDJPY 15分足チャート 



USDJPYM15_20170110160400740.png



15分足では青色の丸で何度も囲ったところに
水平線が1本引けます
このあたりでのレジスタンスを狙っていると、
ここを下抜けたところで1回目の反発が起きています(矢印手前の陽線)



因みに
エリオット波動でいくと
エントリーをしたタイミングは
第3波になります



USDJPYetM15.png




私はエリオット波動を妄信しているわけではなく
あくまでも補助としてみるだけですが
一番気を付けたいのは
第5波です



この波で入るときはそろそろ
トレンドが終わるかもしれないという予測が立てられますので
要注意というわけです



さて、もう少し細かい足で
タイミングを図ろうと、1分足に移します



あとは下に行く動きが出れば、あるいは
下に動いている波に乗ればOKです



USDJPY 1分足チャート 




左から見ていくと
高値安値を切り下げて、
どう見てもダウントレンドです



ここで注意しないといけないのは
下げのパワーが弱まった所で入るのはナンセンスということです



USDJPY1_20170109222433793.png



上から見ていけば
綺麗なレイヤーを作りながらの下落なので
同じく水平線が引けるところで
サポレジ転換での売りを狙ってエントリー



理屈は
何度も水平線が効いている相場なので
今回も水平線が効くだろうというだけ
それプラス波のリズムが合致すれば迷わずエントリーといった感じ



USDJPYrayM1.png





まとめますと
1時間の大きな波で下目線の可能性を確認し
あとは小さな足で売りのタイミングがあれば売るだけという
それくらいシンプルなやり方をしています



短期足から見て長期足を見る順番がいいのか
私のように長期足から見て短期足を見ていく方がいいのかは
好みです



私はどちらのやり方もやったことがあります



ただ、
初心者の方や、
なかなか勝てない方は



長期足で環境認識をしてから流れが読めた後
短期足でそのトレンド方向へエントリーする方が勝率は高くなるので
お勧めだよ



理屈は簡単です



「長期の流れに乗る」
これだけです



小さな足は上にも下にも
トレンドをコロコロ変えますので
翻弄されやすいです



一方、長期の足は一旦トレンドが出てしまえば
そう簡単に
トレンドを変えません



それなら
小さな足で売り目線になってから
長期足で売りの流れになっているかを確認すれば同じことかと言いますと



実際は同じことですが



執行足で売りのパターンだ!と思ったその時点ではおそらくもう
エントリーしたいばっかりでしょう??




違う?




「売りたい、売りたい」
「とにかく売りたい!!」
「もう執行足で売りの鉄板パターンなんだから長期足なんて見ていたらタイミング逃しちゃうよ」

そういう感じになる方も多いと思います




だから、ワンクッションを置くために
長期足で環境認識をしてから
短期足を見る練習をすることが、
勝ち組になるための近道と私は書いています



今回はおおまかなローソク足の動きだけについて書きましたが
実際は波のリズムや勢い、
細かいことをいうと、反対側のポジションを持っているトレーダーの心理や
ローソク足の高安、リスクリワード、時間帯、今回登場しなかった時間足・他通貨ペアとの関係など
他にも見る部分はありますが



最初こそ
面倒でしたが



検証をしていく中で
当たり前の流れになり
今現在は、わざわざこうして文字にして書くほどでもないのかなという
感じなので省いています



今日も応援しています☆



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コメント

  1. みかん星 より:

    あやさん、こんにちは。いつも分かりやすい説明で勉強になります。
    今回のチャート解説ありがとうございます。あやさんがよく書かれている、波を崩したから流れが変わったとかそういうことですね。それであとは、その波を1分で取りに行ったとなると、確かにシンプルです。
    私はもっと複雑に考えているんだなと思いました。
    長期から短期のやり方を一応していますが、色んな足を見て結局どの波を取りに行けば良いのか、よく分からなくなりますが、何か良い方法はありませんでしょうか?
    新年早々、負けせてばかりです。よろしくお願いします。

  2. 野口大介 より:

    いつもいつも有益な情報をありがとうございます。

    今回の内容は、今、自分が求めていたズバリの内容でした。
    常勝トレーダーの方達がどんなことを考えてエントリーするのか、まるであやさんの隣にいて解説をしていただいているような感じがしました。

    これからも時々はこんな実況中継のような内容をお願いします。(私が見逃していただけかもしれませんが)

    感謝、感謝、感謝、・・・です。

  3. あや より:

    コメントありがとうございます

    まずどの時間足で執行をするのかを決めることが先決です
    1分足でトレードするのか?はたまた、5分足なのか15分足なのか、、、

    1分足なら当然、チャートを見ていられる時間がかなり必要ですし
    働いていたりしてそんなにチャートは見れないのであれば
    1時間足執行くらいのデイトレードが楽なのでお勧めです

    執行足が決まったら、長期の環境認識する足を決めるという順番がいいんじゃないかな?
    例えば1分足執行でいくなら、メインの環境認識の足は1時間足、
    5分足執行で行くなら、4時間足がメインの環境認識の足にするとか。

    このあたりのバランスは検証で好きなものを探すのがベストですが
    執行足と環境認識の足があまりにも近すぎると
    精度が落ちます

  4. あや より:

    コメントありがとうございます

    私が隣にいて解説♪
    セミナーとか直接お話しする機会がありましたら
    もっと突っ込んでポイントを解説しますよ

    結局
    シンプルにいつもどおりのルーティーン(環境認識→エントリー)を
    するというのを繰り返しているだけで
    難しいことは何にもしていないです

    「分からない相場はやらない」
    ってやるだけでかなり勝率は上がりますよ☆

  5. 松村ひろし より:

    あやさん、こんにちわ

    環境認識が大事だということで、特に日足のとらえ方が分かりやすくて、よても参考になりました。ありがとうございます。

    私は年末にトレードを見直して、新年から一旦リアルトレードを中断して、今月いっぱい検証に専念する予定です。

    本年もよろしくお願いします。

  6. あや より:

    コメントありがとうございます☆

    検証に集中
    いいね!

    年末の見直しで分かったことをふまえて
    さらに次に進めるね

    高く飛ぶには
    大きくしゃがむことが必要です
    今は力を溜める時!